ここでは、時計に関する豆知識をご紹介致します。
ちょっとしたトリビアを知り、時計に関してより興味を持ってもらえればと思います。
ダイアルやムーブメントなどを内臓している外装部品であるケースは、ムーブメントなどをチリやホコリ、衝撃から保護しています。その種類は大きく分けて10種類あり、下記のような種別になっています。
(1)ラウンド→真円形のケース。一般的なタイプ。
(2)トノー→樽型のケース。アール・デコ期(1910年代~1930年代にかけて流行・発展)のデザイン。
(3)スクエア/カレ→正方形のケース。中のムーブメントは丸型がほとんど。
(4)レクタンギュラー→長方形のケース。ムーブメントも長方形のものが多い。
(5)オーバル→楕円形のケース。レディースウォッチに多い。
(6)オクタゴン→八角形のケース。アール・デコ全盛期に登場し、1920年代のロレックスに多く見られるタイプ。
(7)クッション→丸みを帯びた四角形で、文字盤が丸型のケース。
(8)シリンダー→円柱形で、厚みあるラウンド型のケース。
(9)フレアード→縦中央部が内側に絞られている長方形のケースの両すそが緩やかに膨らみ、広がっているタイプ。
(10)アーモンド→アーモンドのような形状で、丸みを帯びた菱形。文字盤が丸型のケース。アンティークによく見られる。
ISO規格(イソ、アイ・エス・オーきかくInternational Organization for Standardization 国際標準化機構)とは、国際基準化機構が決定した工業製品の規格のことです。ダイバーズ・ウォッチに関する条文も含まれており、一般時計とダイバーズ・ウォッチを区分する目安として、しばしば引き合いに出されます。
少なくとも、100mの水中浸漬に耐えるよう設計されています。ベゼルリングのようなタイム・プリセッテイング機能も備えており、暗闇においても、25cmの距離から時刻を見ることができます。
・耐磁性を備えている。・耐衝性を備えている。・耐塩性を備えている。・水中加圧での信頼性(表示深度の125%の圧力で2時間)。・水中作動試験(0.3mで操作)。・耐熱衝撃試験(0.3mで摂氏40度を10分、5度を10分、40度を10分)。・リュウズ、ベルトの耐外力性。・耐ヘリウム雰囲気性。
(1)手巻きムーブメント (機械式)機械式時計(巻き上げられたゼンマイがほどける力を動カに動く時計)で、リュウズを手動で通常12時方向に回すことにより、ゼンマイが巻き上る仕組みになっている。手巻きムーブメントの時計には、ゼンマイの巻き終わりである「巻き止まり」「巻き上がり」があり、それ以上巻き続けるとゼンマイが切れることがある。
(2)自動巻きムーブメント/オートマチック (機械式)機械式時計(巻き上げられたゼンマイがほどける力を動カに動く時計)のムーブメントに内蔵されている、三日月のような形をしたローター(写真:赤い部分)が、腕の動きなどの振動に合わせて回転し、その動力が歯車類に伝達されることで、ゼンマイが巻き上げられる仕組みになっている。手巻きムーブメントとは違い、ゼンマイの巻き上げすぎを防止するためのスリップ機構が搭載されている。そのため、ゼンマイの「巻き止まり」「巻き上がり」はない。
(3)クォーツ (電池式)電池の動力により時を刻む時計で、機械式時計に比べて圧倒的に精度が高いと言われている。水晶に電圧をかけた時に生じる一定の振動数(毎秒3万2768振動)を電子回路が感知することで、1秒分の振動数ごとにステップモーターが秒針を進める仕組みになっている。世界初のクォーツウォッチは、1969年にSEIKO(セイコー)が開発し、発表した。
クロノグラフとは、ストップウォッチ機能が付いた時計のこと。 1720年頃、産業革命前のイギリスで、クロノグラフの父として知られる時計職人ジョージ・グラハムによりストップウォッチが考案された。
「クロノグラフ」は、ギリシャ語で時間”chronos”を記録する”graph”のことを意味する造語で、時刻表示の他に、ダイヤル上のインダイヤルによって計測した時間の累計を表示する積算計を備えているものもある。操作方法は、一般的に2時位置にあるプッシュボタンでスタート、ストップ、4時位置のプッシュボタンでリセットを行う。
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